【なぜパーソナルトレーナーの資格は必要なのか？メリットとデメリット】

フィットネスブームの中、ここ最近でパーソナルトレーニングジムは劇的に増え、それに伴いパーソナルトレーナーの数も急増しました。
実は現在の日本において、パーソナルトレーナーとして働くために資格取得が必須ではないことを皆さんはご存じでしょうか？
実際、無資格でお客様にトレーニング指導・栄養指導・健康指導をしているパーソナルトレーナーは多く存在しています。
今回は「パーソナルトレーナーの資格」をテーマに、有資格者と無資格者の違いやメリット・デメリットなどをお伝えしたいと思います。

＜なぜトレーナーに資格が必要なの？＞
パーソナルトレーニングは、ご利用いただいているクライアント（お客様）の健康や目標達成に大きく関わる活動です。パーソナルトレーナーはクライアントに運動やトレーニングを指導するその過程で、怪我や健康リスクを最小化する役割を果たします。
資格を持つことで、トレーナーは安全なトレーニングプランを設計し、クライアントを適切に監督できます。

また、資格を取得するためには、解剖学・生理学・生体力学・栄養学・トレーニング方法・心理学など、最適なプランを提供するために専門知識を獲得する必要があります。
無資格のパーソナルトレーナーは、これらの専門知識が不足している可能性があり、効果的なアドバイスや指導が難しく限定的になってしまう場合があります。

＜有資格者と無資格者の違い＞
有資格者は、体の解剖学や生理学などに関する専門知識を持っているため、個別のニーズに合わせたトレーニングプランを作成する能力があります。
日々の現場では、クライアントの健康状態や目標、制約に合わせてトレーニングプログラムを調整する機会が多くあり、それらに対応しなければいけません。
もちろん、無資格のトレーナーの中にも勉強をして、専門知識や経験が豊富な方もいるかと思いますが、きちんと資格を取得してクライアントにトレーニングプログラムを提供している有資格者は「勉強をして資格を取得した」という裏付けがあり、それがクライアントにとっての信頼に繋がり安心材料となります。

＜信頼性とクライアントの疑念＞
重複しますが、有資格者はその資格取得の過程で、解剖学・生理学・生体力学・栄養学・トレーニング方法・心理学などを学び専門知識を獲得しています。
対して、無資格のトレーナーは専門知識が不足している可能性があります。

また、トレーニング中に怪我を負ったり、健康問題を引き起こすリスクは少なからず存在します。
無資格のトレーナーは、どこまで知識があるのかが不明であり、クライアントの体に合わないトレーニングを提供してしまう可能性があるため、クライアントは安全性への疑念を持つことがあります。

＜知識不足によるリスク＞
パーソナルトレーナーに求められる知識と経験は多岐にわたります。
無資格のトレーナーが適切なトレーニングを提供できない場合、クライアントが怪我を負ったり健康に悪影響を及ぼす可能性が高まります。無資格のトレーナーが知識不足であることがもたらすリスクは重大です。
健康と安全を確保するためには、有資格であるトレーナーの選択が不可欠であり、トレーナー自身も継続的な学習と専門知識の向上に常に取り組むべきです。

＜経験＞
資格はパーソナルトレーナーにとって重要な基盤であることは大前提として、資格を取得するだけでは十分ではないことがあります。
トレーナーは実際のトレーニングセッションでの経験を積むことで、クライアントの要望に適切に対応できるようになります。
資格取得により得た知識ですが、実践経験がなければトレーニングの効果的なカスタマイズや問題解決が難しいことがあります。

＜コミュニケーションスキル＞
クライアントとのコミュニケーションスキルは、パーソナルトレーナーにとって必要不可欠な項目と言えます。
クライアントの目標を理解し、モチベーションを高める能力は、資格だけでは習得できません。
実際のトレーニングセッションやクライアントとの会話を通して、コミュニケーションスキルの向上を目指す必要があります。

＜継続的な学習＞
フィットネス業界は常に進化しています。
以前まで正解とされていたことが、そうではなくなったり、新たな研究結果の発表によりそれが新常識になったりといったこともよくあります。
そのため最新のトレーニングメソッドや栄養戦略についての知識が必要です。
トレーナーは資格を取得した後も、継続的な学習と情報のアップデートが不可欠となります。

いかがでしたでしょうか？今回はパーソナルトレーナーの資格の大切さについてお伝えしました。
有資格者はクライアントに最適なトレーニングプランを提供するために、様々な科目を学び、専門知識を獲得したという証明になります。

パーソナルトレーナーの選択は、クライアントの目標達成と安全性に大きな影響を与えます。
クライアントがパーソナルトレーニングジムを選ぶ際、トレーナーが資格を所持しているかどうかは重要な項目となります。
無資格でもできる仕事だからこそ、資格を取得しているかどうかは大切です。
体験トレーニングやカウンセリングに行かれた際に遠慮なく確認すると良いでしょう。