【手足が冷たい人必見!冷え性の改善方法4選】
2023/11/11
目次
<自律神経の乱れ>
自律神経の乱れには「体温調節」と「ストレス」が関係します。私たちの体は、夏の暑い日や冬の寒い日にも体温をほぼ一定に保つことができます。
これは自律神経の働きによるものです。
しかし、急激な寒暖差は自律神経を乱す原因となります。「夏の冷房」「冬の暖房」など、屋外と屋内の急激な温度差によって体はストレスを感じ、自律神経は正常に働かなくなります。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」がバランスを取り合い、体の機能を正常に保っています。
ストレスや不安が高まると、交感神経が過剰に刺激され、体は緊張状態となります。そのため、血管が収縮し血行不良となり体温が下がりやすくなります。
また、ストレスによる筋肉の緊張も体温の調節に悪影響を及ぼす可能性があります。
<食生活の乱れ>
言うまでもなくバランスのとれた食事をすることは健康維持に欠かせず、冷え性にも大きく関わります。
食事を摂ると体内の栄養素が分解され、その一部が体熱となり消費されます。
このため食事をした後は、安静にしていても代謝量が増えエネルギー消費が行われます。
この代謝の増加によるエネルギー消費のことを「食事誘発性熱産生」といいます。
食後に体がポカポカと温かく感じるのは、食事誘発性熱産生によるものです。
食事誘発性熱産生によるエネルギー消費は各栄養素で異なり、たんぱく質が最も高いことがわかっています。
たんぱく質は、筋肉の維持や向上にも有効であることから積極的な摂取が推奨されます。
また「朝食を抜く」「食事の時間が極端にバラバラ」「無理なダイエットをしている」など、食生活の乱れも冷え性の原因となります。
冷え性の改善方法おすすめ4選
<適度な筋トレとストレッチ>
先程もお伝えしたように、冷え性の原因のひとつは筋肉量の低下が考えられます。
そのため、筋トレなどの運動をして筋肉量を増やすことは、冷え性の改善にとても有効です。
冷え性に有効な筋トレ方法は後述しますが、主に大きな筋肉を鍛えると効果的です。太ももや太もも裏、お尻などの下半身を中心に鍛えると良いでしょう。
下半身の中でも特に鍛えると効果的なのは「ふくらはぎ」です。ふくらはぎの筋肉は、末端の血液を心臓に戻すポンプの役割があります。ふくらはぎの筋力を向上させることで、血流環境が改善することが期待できます。
筋トレなどの特別な運動をするのが難しい方は、日常生活の動作に運動を取り入れることから始めるのがおすすめです。「エレベーターではなく階段を使用する」「買い物に行く時は隣町のスーパーまで歩く」「歩く時は歩幅を大きく手の振りも意識する」など、できることから始めましょう。
また、同じ姿勢が長時間続くことも血行不良となり冷え性の原因となる可能性があります。
例えば、デスクワークの方はパソコンに向かって同じ座り姿勢になりがちです。お手洗に行かれる際などを利用して、両手を上に伸ばしたり膝を曲げ伸ばしする屈伸をしたり、首を回したりするなど、できる範囲で体を動かすことを心がけましょう。
<食生活を整えバランスの良い食事を心がける>
冷え性の改善のみならず、健康にはバランスの良い食事が非常に重要です。三大栄養素である「たんぱく質・脂質・炭水化物」と「ビタミン・ミネラル」をしっかり意識した食事を心がけましょう。
「何から始めたら良いかわからない…」という方は、麺類や丼もののように1品だけにならないようにすることから始めてみてはいかがでしょうか?
「ご飯+味噌汁+肉や魚などの主菜+副菜」このような食事構成にするだけでも、バランスは随分と整います。
また冷え性改善のためには体を内側から温める食材を意識して摂取することが大切です。
体を温める食材としては、根菜類や芋類や薬味野菜があります。詳しくは下記をご確認ください。
当然ですが、冷たい飲み物は体を冷やす原因となります。常温か温かい飲み物を飲むようにしましょう。
朝はギリギリの時間まで寝ていて起きてからもバタバタと過ごし、その代償として「朝食を食べない」という方は多いのではないでしょうか?実は朝食を抜くという習慣も冷え性の原因となる可能性があります。
朝食を食べることで代謝が良くなり体は温まります。
さらに自律神経を整える効果もあるので、朝食を食べる時間をきちんと作るようにしましょう。
【体を内側から温める食材】
根菜類:人参、カボチャ、大根、カブなど
芋類:山芋、里芋、さつまいもなど
薬味野菜:シソ、生姜、ニンニク、ネギ、玉ねぎなど
冷え性が悪化すると…
冷え性の悪化は思いもよらぬ症状の原因となる場合があります。重度の冷え性になると、冷え性の箇所に痺れを感じることがあります。ここまで症状が進んだ場合は一度病院を受診することをおすすめします。
【冷え性が原因で起こる可能性がある症状】
頭痛・腰痛・肩こり・肌荒れやくすみ・便秘や下痢・膀胱炎・生理不順・蕁麻疹・アトピー・喘息
無視できない!ふくらはぎと冷え性の関係
<ふくらはぎの役割>
ふくらはぎは「腓腹筋」と「ヒラメ筋」という2つの筋肉から構成されています。この2つの筋肉を合わせた総称が「下腿三頭筋」といいます。
ふくらはぎの役割として、歩く・走る・跳躍はもちろん、下半身が動く多くの動作に関与しています。
また姿勢を維持することにも下腿三頭筋の働きが必要です。
そして、ふくらはぎにはもう一つ大きな役割があります。それは「第二の心臓」と呼ばれるポンプ機能で、血液を心臓に戻すことです。血液が心臓から送り出され、全身を巡り心臓に戻るのですが、下半身の血液は重力に逆らい戻る必要があります。
そこでふくらはぎの筋肉が活躍!!
下腿三頭筋がポンプのような働きをして、心臓に戻る血液を押し流す活躍をしてくれるのです。
<ふくらはぎを鍛えるメリット>
次にふくらはぎを鍛えるメリットをご紹介します。
前述の通り、ふくらはぎには血液を押し流すポンプ機能があります。ふくらはぎの筋力が低下すると、ポンプ機能が上手く働かず、その役割を十分に果たせません。
その結果、血液が下半身に停滞してしまい、手足が冷えたり脚がむくんだりする原因になります。
また血流が促進されることで、疲労物質が溜まりにくくなる効果もあります。ふくらはぎを適度に鍛えると、血液を押し流すポンプ機能が円滑に働き「血流促進」や「冷え性」や「脚のむくみ」の改善、また「疲労物質蓄積の軽減」の効果が期待できます。
簡単!自宅でできる筋トレとストレッチ方法
次に自宅でできる簡単な筋トレとストレッチ方法をご紹介します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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